シャンクス視点
部屋に入る。最初、彼女は玄関で呆然としていた。さっさと風呂に入らないと風邪引くぞとバスタオルを投げると、あ、はいと、慌てた返事が返ってくる。
「じゃあ、お先に失礼します」
ガチャン――――
一人暮らしの男の部屋。風呂はもちろんシャワーしか使っていない。あまり掃除もしていないし、きっと顔をしかめながら入っていることだろうなと、ハッと笑ってしまった。
薄壁の向こうで水の音がする。ガタンガタンという音が響く。
いつも一人だったから、こんな風に人がいるというものはなんだか落ち着かなかった。
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