偶然出会った私たち3人はとても仲良くしていた。私はね、出会った時からその人が好きだった。一目惚れだったの。でも、出会った時にはもう、その人には彼女がいて。そんな恋だった。でも、別に奪おうとかそんなこと思っていなかった。ただ、3人で過ごす時間は幸せで、楽しかった。
それが狂った出来事があった。ある日のこと、彼は仕事上危険なことに首を突っ込んでいて、身元がばれた彼の彼女は殺された。そして、交通事故という、ありふれた死亡理由で、この世の人ではなくなった。
2人で泣いた。ただ、ただ、泣いた。悔しかった。そして、支えをなくした彼はいつしか私を愛するようになった。でも、彼が見ていたのは私じゃなくて、彼女だった。
きっと、彼自身、知らず知らずのうちに重ねていたんだと思う、それに気づいた時、もう遅かった。私は彼のことを愛していた。だから…・・だから、耐えてきた。でも、もう…・・
「ある日ね、家に帰ったら、珍しく彼が先に家に帰っていたの。どうしたの? って言ったら、お前の誕生日だろって」
…・・違うよ、だなんて言えなかった。今日はあの子の、かつてのあなたの彼女の誕生日だよだなんて、言えなかった。
「それで、飛び出したのか」
「…・・うん」
もう、耐えられなかった。
「それ、シャンクスは?」
「言ってない…・・」
「じゃあなんで俺に言うんだよ」
「ストレス発散」
「…・・おい、てめぇ」
ふふふ、ごめんなさい。
「ったく、嫌な役回りだよ」
「…・・いいじゃない。私のこと好きですよね?」
そう言って笑えば、まぁ、嫌いじゃないなと照れくさそうに笑う彼に少しドキリとしてしまった。私、思っていたよりも気が多いのかもしれないと苦笑した。
「じゃあな、シャンクスによろしく言っておいてくれ」
「はいはい、もう変な噂流さないように言っておきますよ」
またねと手を振り、扉を閉じる。カチャリ。鍵を閉めて、振り返れば、後ろにはシャンクスが立っていた。
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